こんにちは。
「京都の神社で和装結婚式」の京都ちょこんスタッフです。
神社結婚式をされるお客様とお話させていただく際によく、「初穂料ってなんですか?」と質問を受ける事があります。もちろん「初穂料」だけじゃなく、他に神社にまつわる言葉がたくさんあり、同じように質問を受ける事があります。神道に携わり、それを生業にされている方、もしくは深い趣味をお持ちの方だと、よく聞く事があるかもしれませんが、普段何気なく生活しているだけではあまり耳にしない神社にまつわる言葉というのは、たくさんあります。
なので、今回このブログで改めてまとめてみました。(まとめたと言っても、ほんの一部ですが…)
皆様が神社結婚式をされる際に、スムーズに進めることができれば幸いです。
・初穂料(はつほりょう) ・玉串料(たまぐしりょう)
・三三九度 ・六曜(ろくよう・りくよう)
・二礼二拍手一礼
◎初穂料(はつほりょう)とは
初穂に代わって、納める金銭のことを初穂料と言います。「初穂」とは、神社で結婚式やお宮参り・お祓いなど、神様にお祈りを捧げる儀式を執り行い、その供物として納める農作物のことを言います。もともとは、その年の最初に収穫された稲(米)や穀物を奉納していましたが、しだいに野菜や果物のような農作物も奉納するようになりました。
現在は、ご祈祷・お祓い・祝詞などの御礼として渡す金銭のことをさします。
◎玉串料(たまぐしりょう)とは
他に「玉串料(たまぐしりょう)」という呼び方もあります。
「初穂料」が「初穂」の代わりとされているので、「玉串料」も「玉串」の代わりのことを言います。「玉串」というのは、榊(さかき)という木の枝に、邪悪なものを追い払うと言われる紙垂(しで)を吊るしたものです。これも初穂料と同じく、神様に祈りを捧げ、神前にお供えするもののことを言います。
◎三三九度とは
神前挙式で行われる儀式のひとつです。「三献の儀」と呼ばれる事もあります。お神酒が注がれた大中小三つの盃を、新郎新婦それぞれが三口で飲み、それを交互に酌み交すことで、永遠の契りを結ぶという意味があります。昔から三を三回重ねることが吉数とされていて、合計九回行うので、「三三九度」と呼ばれています。
現在の和装結婚式で行われる由緒正しい儀式。
◎六曜(りくよう・ろくよう)とは
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜のことをさします。現在はカレンダーや手帳にも記載されていて、浸透していますが、起源は諸説あり、暦として確立されたのは不詳となっていますが、中国が発祥とされ、諸葛亮が発案したという俗説もあります。
【先勝(せんしょう)】
万事において早く決断して実行することが吉日と言われる日。基本的に午前中が吉といわれているので、挙式をするなら午前中が吉。
【友引(ともびき)】
大安の次に良いとされる日。「朝は吉、昼は凶、夕刻が大吉」と言われている。”幸せのお裾分け”という意味で、結婚披露宴の引出物を、友引日に発送するという話もある。
【先負(せんぷ)】
午前は凶、午後からが吉とさる。結婚式のような静かな催しものは良いとされている。
【仏滅(ぶつめつ)】
万事が今日の悪い日で、勝負のない日とされている。移転、開店、事を始めるのを避けるべきとされる日である。
【大安(たいあん)】
大安吉日で一日中最良の日。結納・婚礼などすべてに最適。
【赤口(しゃっこう)】
物事は慎重に行う方が良しとする日で、正午のみが吉とされている。
◎二礼二拍手一礼とは
初詣や婚礼など、神社へ参拝する時の一般的な作法のことを「二礼二拍手一礼」と言います。伊勢神宮や出雲大社は「四礼八拍手一礼」、「二礼四拍手一礼」といった特別な作法がありますが、そういった作法がない場合は、二礼二拍手一礼が一般的です。
1.深めのお辞儀を二回行う(二礼)
2.両手を胸の位置で、肩幅程度に両手を開き、パンパンと拍手を二回(二拍手)
3.両手を胸の前で合わせ、まずは自分の住所を心の中で唱える(神様に自分の場所をお伝えする)
4.そのまま、願い事やお祈り、お礼をする
5.両手をおろし、最後にもう一度深いお辞儀をする(一礼)
さいごに
ほんの一部でしたが、簡単なご紹介でした。
京都だけではなく、各地の神社結婚式の際にもよく耳にする言葉だと思います。
他にも神社関係の用語はたくさんあり、様々な由来があるのでとても勉強になると思いますが、起源などは諸説あるので、他の人に話す際はご注意くださいね。
知っておいて損はない知識だと思うので、ぜひ覚えておいてください。
では、またどこかのタイミングでご紹介できればと思います。
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